
桜が咲き、草木が一斉に芽吹きはじめる4月。
暦の上だけでなく、空気や香り、台所の景色にも「春」がはっきりと感じられる季節ですね。

4月は、暮らしや気持ちが新しく動き出す季節。
お花見(4月上旬〜中旬)
由来・意味
お花見は、桜を愛でながら春の訪れを分かち合う、日本ならではの季節行事。
行事としての厳密な決まりはありませんが、人が集い、季節を祝う大切なひとときとして親しまれてきました。
食文化
お花見では、豪華さよりも、見た目や季節感を大切にした食べものが好まれます。
なかでも桜餅は、春を象徴する和菓子として、欠かせない存在です。
お花見の献立例
春土用(4月中旬〜5月初旬)
由来・意味
土用は、季節が切り替わる前の、いわば調整期間。
春土用は、春から初夏へと移る時期にあたり、体調を整え、無理をしないことが大切とされてきました。
食文化
春土用は、夏の土用(うなぎなど)のように「これを食べる」という定番があるわけではありません。
この時期は、春から初夏へと季節が移る途中にあたり、体調を崩しやすいため、無理をせず整える食事が大切にされてきました。
そのため、食卓の中心になるのは、
といった、体に負担をかけない和食です。
また、土用の戌の日に「い」の付く食べ物や、白い食べ物が良いとされることがあります。
日本には、季節の移ろいを暮らしの中で感じられる行事や食文化が、今も息づいています。
なかでも4月は、花の色や空気のやわらかさ、食卓に並ぶ旬のものから、季節の始まりをいちばん感じやすい月かもしれません。
忙しい日々の中でも、行事や食べものをきっかけに季節に目を向け、日本の四季を堪能したいものですね。